喫煙による口腔内の影響

こんにちは、中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニック スタッフの水口です。

3月の終わりから少しずつ暖かくなり始めてきたかと思えば、突然また寒くなるなど寒暖差に困ってしまいますね💦
4月はもう少し過ごしやすい安定した気温になってくれると良いですね☀️

さて今回は「喫煙が口腔内にどのような影響を及ぼすのか?」というお話をしていきます。

たばこの煙や成分は、口の中に入ると粘膜や歯ぐきから吸収されます。
吸収されたたばこの有害物質は、血管を収縮し、歯ぐきの血流量を減少させます。これにより歯ぐきからの出血や腫れが抑えられてしまう為歯周病に気づかない人が多く見られます。
また血液循環が悪化して歯ぐきに十分な酸素がいきわたらなくなると、歯周ポケットの中で歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなります。

喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病にかかりやすく、悪化しやすいことがわかっています。喫煙者への歯周病の治療効果は低く、治療後の治りが悪いことも挙げられます。

そのほかにも様々な影響が口腔内では見られます。

・メラニン色素による歯ぐきの黒色化
・タールの沈着による歯への着色
・味覚の鈍麻
・口臭
・虫歯
・歯周病の進行

また治療が難しくなるケースもあります。
それがインプラントです。
ニコチンは免疫力を低下させてしまう働きがあります。免疫力が低下してしまうと、インプラントと骨がくっつきにくくなってしまいます。さらに、細菌感染が起きる可能性もありインプラント周囲炎になるリスクが高くなってしまいます。

更に乳幼児や未成年者では、受動喫煙の影響は大きく、口腔内にもそのサインがみられます。親が喫煙者だと、受動喫煙で80%近くの子供の歯ぐきに着色があらわれます。

このように喫煙による影響はとても大きいです。
様々なリスクを考え、禁煙をするのがベストですが中々簡単なことでもありません。

少しでも口腔内の環境を悪くさせないように、お家でのセルフケアや歯科での定期的なクリーニングを大事にしていきましょう!