こんにちは!中野区新井薬師駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニックスタッフの大塚です。
今回は口腔機能低下症についてお話ししたいと思います。
「最近、食事中にむせやすくなった」
「硬いものを食べなくなった」
「口が乾きやすい気がする」
「滑舌が悪くなったと言われた」
このような変化を、「年齢のせいだから仕方ない」と思っていませんか?
実はそれ、「口腔機能低下症(こうくうきのうていかしょう)」のサインかもしれません。
口腔機能低下症とは、加齢などによってお口の機能が少しずつ低下している状態のことを指します。近年注目されている疾患で、保険診療の中でも検査や管理が行われるようになっています。
お口の機能というと、「歯」だけをイメージされる方が多いかもしれません。しかし実際には、噛む・飲み込む・話す・唾液を出すなど、さまざまな働きがあります。
これらの機能が低下すると、食事がしにくくなるだけではありません。柔らかいものばかり食べるようになって栄養が偏ったり、飲み込む力が低下して誤嚥(ごえん)のリスクが高まったりすることがあります。
特に高齢の方では、誤嚥性肺炎につながる可能性もあるため、お口の機能低下は全身の健康とも深く関係しています。
また、「話しにくい」「滑舌が悪くなった」という変化から、人との会話や外出が減り、活動量の低下につながることもあります。
つまり、お口の機能低下は「食べにくい」だけの問題ではなく、健康寿命や生活の質にも関わる大切なテーマなのです。
口腔機能低下症では、以下のような項目を総合的に確認します。
- お口の乾燥状態
- 舌や唇の動き
- 発音や滑舌
- 舌の力
- 噛む力
- 飲み込む力
これらは少しずつ低下していくため、ご自身では気付きにくいことも少なくありません。
特に、「年齢のせいだから仕方ない」とそのままにされてしまうケースも多いのですが、早めに気付き、適切なトレーニングやケアを行うことで、機能低下の進行を緩やかにできる可能性があります。
最近では「オーラルフレイル」という言葉も知られるようになってきました。これは、お口の機能が衰え始めた初期段階を指す言葉です。
「少し食べにくい」
「むせることが増えた」
「口が乾く」
こうした小さな変化が、お口からのサインであることもあります。
今日からできる簡単なお口の体操
お口の機能は、筋肉と同じように使わないと少しずつ衰えていきます。
毎日のちょっとしたトレーニングを取り入れることで、舌や唇、飲み込む力を鍛えることができます。
「パ・タ・カ・ラ」体操
「パ・タ・カ・ラ」を大きな口ではっきり発音する体操です。
- 「パ」→ 唇の力
- 「タ」→ 舌の前の力
- 「カ」→ 舌の奥の力
- 「ラ」→ 舌を丸める力
を使っています。
それぞれ5回ずつ、できるだけ大きくはっきり発音してみましょう。食事前に行うのもおすすめです。
舌を動かす体操
口を閉じたまま、舌で頬の内側を押します。
右、左、上、下とゆっくり動かしてみましょう。
舌の筋力や動きのトレーニングになります。
無理のない範囲で、毎日少しずつ続けることが大切です。
日本は世界でも長寿国として知られていますが、健康に長く生活するためには、お口の健康管理もとても重要です。
当院でも、口腔機能低下症の検査を行えるよう現在準備を進めております。
お口の機能低下は、ご自身では気付きにくいことも少なくありません。
「最近食べにくくなった」
「滑舌が悪くなった気がする」
「口の乾燥が気になる」
そのようなお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
これからも美味しく食事をし、楽しく会話をし、自分らしく生活していくために。
歯だけではなく、“お口の機能”にも目を向けてみませんか?









