市販のマウスピースとの違い

こんにちは。中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん、コンデンタルクリニックの桑原です。

近年歯ぎしりや食いしばりが、お口の中のトラブルの要因としてメディアでも取り上げられることが多くなり、マウスピースをお使いの方も多くいらっしゃると思います。

マウスピースは歯科医院で型取りをして作るものと、量販店や通販サイト等で販売されているものがあります。

市販のマウスピースはお湯やレンジで温めて、お口(歯)にはめてから唇や舌で押したり、中の空気を吸いだすようにしてフィットさせていくものが多いようです。
ピッタリとフィットさせるには、なかなかコツのいる作業ではないかと思います。
「そんなにピッタリとしてなくても、入っていれば少しくらいゆるくても大丈夫でしょう?」という方がいるかもしれませんが、きちんと合っていないマウスピースのせいで、つけていない時よりも歯にダメージを与える可能性もでてきます。
使わない方がマシだったなんて、とても悲しいですよね。

医院で作るマウスピースは型取りをして作った歯列模型に、温めたシートを空気を抜きながら圧接するので、ピッタリと歯や歯肉を覆います。

むしろピッタリすぎて、きつくなったり、外しにくくなってしまうので、丁度良いはめ心地になるように、歯と歯の隙間が大きい方や、前歯の裏側のヘコみが大きい方等は少し埋めて調整してから作ります。

そしてコンデンタルクリニックで作るマウスピースは、顎関節が良い位置で安定するようにこの透明なシートの上から材料を足して、少し高さを与えていきます。そのため型取りした後に、数回の調整が必要です。

保険適用で数千円で作ることができます。
市販のものとの金額差はそれほど大きくありません。
でも効果や使い心地は大分違うものです。

もし歯ぎしりや食いしばりの自覚がある方、人から指摘されたことのある方はお気軽にご相談ください。