~食前に簡単体操で誤嚥を防ぐ~

こんにちは。 中野区新井薬師駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニックの辻です。

年齢を重ねると食べ物が飲み込みずらくなったり、食事の最中にむせてしまうといったことが起こりやすくなります。

これは飲み込む力の衰えによるものなのです。体の筋力を鍛えなければ衰えてゆくのと同じで飲み込むのに必要な筋力も鍛えなければ衰え、放っておくと飲み込むことが困難になったり、誤嚥を起こしてしまうこともあります。

そこで、今回は飲み込む力を鍛える体操の一つ、パタカラ体操についてお話します。

 

 

パタカラ体操をすることによって食べ物を喉の奥までうまく運ぶための動作を鍛えることができます。パタカラ体操のやり方を簡単に説明すると、『「パ」「タ」「カ」「ラ」それぞれを発音よく発生する』ただそれだけです!!

 

具体的な説明をしますと、、、

「パ」→唇をしっかり閉じるトレーニング
パと発音よく発生すると唇をぎゅっと閉じてから発生していることから唇を閉じる筋力がつき、食べこぼしが減ります。

「タ」→舌で上顎を押すトレーニング
タと発音よく発生すると、舌が上顎に押し当たることにより、噛むときや呑み込むときに必要な筋力がつきます。

「カ」→喉の奥に力を入れるトレーニング
食べ物を食道に送るには、一瞬だけ息を止めて気管を閉じなければなりません。カと発音よく発生することによって喉の奥にスムーズに力が入るようになります。

「ラ」→舌を丸めるトレーニング
ラと発音よく発生すると舌を丸め舌先を上の前歯につけます。舌を丸める動きは、食べ物を奥へと運ぶ力を鍛えられます。

 

「パパパパパパパパ」と連続で8回、素早く発音し、順番にタ、カ、ラそれぞれ8回ずつ発音し、最後に「パタカラ」と3回連続でハッキリと発音します。

 (↑これが1セットです。)

 

 

食事の一口目がむせやすいので食前に準備運動としてパタカラ体操をすることで誤嚥を防ぎます。

 

一度やってみてください!