「MFT」ってなに?歯並びやお口のクセに効く“筋トレ”療法

こんにちは。中野区新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さんコンデンタルクリニックスタッフの水口です。

いよいよ夏本番、7月がやってきましたね。

日差しもどんどん強くなり、熱中症や夏バテが心配な季節です🥵💦

こまめな水分補給を意識して、無理せずクーラーや扇風機を上手に使い暑さ対策をしっかりしましょう!

さて今回は、「MFT(口腔筋機能療法)」についてご紹介します🙋‍♀️

💡 MFTとは?

MFT(Myofunctional Therapy)は、舌・唇・頬などの口の周りの筋肉を正しく使えるようにするトレーニングです。

矯正治療中の方や、歯並び・噛み合わせ・口呼吸が気になる方にとって、とても大切なアプローチなんです。

👦お子様でこんなクセ、ありませんか?

• 口がポカンと開いている

• 舌で前歯を押すクセがある

• 食事中にクチャクチャ音がする

• 発音が不明瞭

• 口呼吸になっている

これらはすべて、口腔周囲筋のバランスの乱れが原因かもしれません。

MFTは、こうしたクセを改善し、歯並びやお顔の印象、全身の健康にも良い影響を与えることが期待できます。

🏋️‍♀️ MFTでできること

• 舌の正しい位置(上顎のスポット)を覚える

• 正しい飲み込み方(嚥下)を身につける

• 鼻呼吸を習慣化する

• 唇を閉じる力を鍛える

• 発音を明瞭にする

🏠 自宅でもできる!簡単MFTトレーニング

• スポットポジション:舌の先を上顎の「スポット」に置く練習


• ブクブクうがい:唇を閉じて強くうがいすることで筋力アップ

• あいうべ体操:あいうべ体操により舌や口周りの筋肉を鍛えることは、口呼吸の改善につながります

毎日のちょっとした習慣が、未来の歯並びや健康を守ります✨

MFTは、**歯並びの土台を整える“見えない矯正”**とも言える大切なトレーニングです。

お子さまから大人の方まで、気になるクセがある方はぜひ一度ご相談ください☺️

【妊婦さん向け】お口のケア、今こそ大事!~なぜ難しい?どうケアすればいい?~

‏こんにちは。中野区新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニックスタッフの佐野です。

6月になり、あと少しで梅雨の時期ですね☔️

気温の変化も大きいので、体調管理には十分お気をつけください!

 

さて、今回は妊婦さん向けにお口のケアについてお話しいたします。

妊娠中は体も心も大きく変化する特別な時期ですよね。赤ちゃんの成長を喜びながらも、つわりや体のだるさ、情緒の変化など、毎日を過ごすのもひと苦労…という方も多いと思います。

そんな中で、意外と見落とされがちなのがお口の健康です。

実は妊娠中は、ホルモンバランスや生活リズムの変化により、お口の中のトラブルが起きやすくなることをご存知ですか?

今回は、

・妊婦さんにとって口腔ケアが難しくなる理由

・赤ちゃんの健康にもつながる「ママのお口の健康」

・妊娠中におすすめしたい口腔ケア方法

この3つに分けて、わかりやすくご紹介していきます!💡

 

 


 

【妊娠中、口腔ケアが難しくなる主な理由】

 

1.つわりで歯磨きが気持ち悪い

妊娠初期に多くの方が悩まされる「つわり」。においや味、口の中に何かを入れること自体が辛くなります。歯ブラシを口に入れた瞬間に吐き気が込み上げてくることも…。

そのため、「今日は無理…」とつい歯磨きを後回しにしてしまいがちになります。

 

2. ホルモンの影響で歯ぐきが炎症を起こしやすい

妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが急激に増加します。この影響で歯ぐきの血流が増え、腫れやすく・出血しやすい状態になります。

この状態を「妊娠性歯肉炎」と呼び、妊婦さんの約半数が経験すると言われています。炎症があると歯磨き時に痛みを感じることもあり、さらにケアが遠のいてしまう…という悪循環になることも。

 

3. 体調の波で生活リズムが乱れがち

妊娠中は、疲れやすく眠気が強くなったり、食事の回数が増えたりと生活スタイルも変化します。気づけば「歯磨きせずに寝てしまった…」なんてこともありますよね。

また「甘いものが欲しくなる」「間食が増える」など、虫歯リスクが高まる要因も重なりやすくなります。

 

 


 

【赤ちゃんの健康にもつながる「ママのお口の健康」】

 

近年、妊娠中の歯周病(妊娠性歯肉炎を含む)が、赤ちゃんの健康に影響を与える可能性があることが明らかになっています。

具体的には、妊娠中に進行した歯周病が、以下のようなリスクを高めると言われています。

 

⚠️ 妊娠性歯肉炎が赤ちゃんに及ぼす影響

⚫︎早産のリスクが高まる

妊娠性歯肉炎が進行すると、炎症物質(サイトカインやプロスタグランジンなど)が体内に増加し、それが子宮に影響を与えることで陣痛が早まってしまう可能性があります。実際に、歯周病を放置した妊婦さんは、そうでない妊婦さんと比べて早産のリスクが約2~7倍になるという報告もあります。

 

⚫︎低体重児の出産

歯ぐきの炎症により体内に炎症性の物質が増えると、赤ちゃんへの栄養供給が妨げられ、出生体重が2,500g未満の「低体重児」になるリスクが高まります。低体重児は、出生後の免疫力や発達にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

 

⚫︎ 口腔内細菌が胎盤に影響する可能性も

最近の研究では、妊婦さんの口腔内細菌が血流に乗って胎盤に達し、胎盤の炎症や機能低下を引き起こすケースがあるとも指摘されています。これは胎児の発育不全やその他の合併症の引き金にもなりかねません。

妊娠中の体調が優れない中で、歯磨きや歯科医院受診まで気が回らないという方も多いと思います。しかし、「自分のため」だけでなく「赤ちゃんの未来のため」にも、お口のケアを大切にしていただきたいのです。

 

 


 

【妊婦さんでも無理なくできる口腔ケア】

 

ここでは、妊婦さんでも続けやすい口腔ケア方法をご紹介します。

 

1. タイミングを工夫して歯磨きをしましょう

体調が比較的安定している時間帯を選んで磨きましょう。たとえば、朝はつらいけど夜は楽という方は、夜に重点的にケアをするのも一つの方法です。また、洗面所以外にも歯ブラシを置いておくと、体調が良い時にササっと歯磨きが可能です。

食後すぐの歯磨きがつらい場合は、少し時間を空けてから(30分程度)磨くことで負担が軽くなります。

においや味で吐き気が出てしまう場合は、歯磨き粉なしでブラッシングするだけでも効果があります!

 

2. 小さめ・柔らかめの歯ブラシを選びましょう

ブラシのヘッドが小さく、毛がやわらかいタイプの歯ブラシを選ぶと、吐き気を感じにくくなります。また、刺激が強すぎないので、腫れた歯ぐきにもやさしく当てられます。

場合によっては、電動歯ブラシを使うと短時間で済み、磨き残しも減らせます。

当院では、ブラシのヘッドが小さいTepeコンパクトや、通常の歯ブラシでは届きにくい部分を掃除できるGVKスポットをオススメ、販売しています!

 

 

3. 歯みがきが無理な時は「うがい」でもOK

どうしても磨けないときは、フッ素入りのマウスウォッシュや水でのうがいでも構いません。口の中に食べ物の残りや酸が残る時間を減らすことが目的です。


ガム(キシリトール入り)を使って唾液の分泌を促すのも効果的ですよ。

 

4. 歯科医院での定期検診&クリーニング

妊娠中でも、安定期(妊娠5~7ヶ月頃)であれば、安心して歯科医院でのクリーニングや検診を受けられます。

歯石除去や歯周病のチェックなど、セルフケアだけでは防ぎきれない部分もサポートいたします。


 

最後に

妊娠中は本当に大変な時期ですよね。しかし、お母さんが口腔ケアをしっかり行うことは、赤ちゃんの健康を守る第一歩でもあるのです。

お口のケアは少しの工夫で無理なく続けられます。そして、歯科医院はそんなあなたの強い味方です。

不安なこと、気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。

電動歯ブラシと手磨き歯ブラシどっちがいいの?

こんにちは。中野区新井薬師前駅徒歩4分中野通り沿いにある歯医者さんコンデンタルクリニックスタッフの中村です。

よく患者様にご質問いただく「電動歯ブラシと手磨き歯ブラシ、どちらが良いの?」という疑問は多くの方にとって気になるテーマだと思います。それぞれにメリット・デメリットがありますので今回はこの事についてお話しいたします!


 

電動歯ブラシ

【メリット】
①短時間で効率よく磨ける

電動歯ブラシは、振動や回転を利用して歯垢を効果的に除去します。手先の器用さに自信がない方にはおすすめです。また、短時間で効率よく磨けるため、忙しい朝や時間がない方などにも便利です。

②簡単に歯垢が落とせる

正しく歯面に当てられていれば誰でも簡単に歯垢(プラーク)を落とすことができます。特にご高齢の方や手先の力が弱い方にも使いやすく均一な磨きをサポートしてくれます。

③疲れない

電動ブラシが自動で動いてくれるので、軽くブラシを歯に当てるだけでOK!力を入れる必要もありません。

【デメリット】

①歯や歯肉を傷つけやすい

電動歯ブラシは歯に軽く触れる程度で使用します。手磨き歯ブラシを使用していた方が電動歯ブラシに切り替えるといつもの同じように力を押しつけてしまったり、ゴシゴシと動かしてしまうことがあります。そうすると歯の表面が削れたり歯茎が傷ついてしまうため、当て方には充分注意が必要です。

②コストが高い

電動歯ブラシ自体の価格や替えブラシの費用が手磨き歯ブラシに比べて高めです。

③充電や電池交換が必要

充電を忘れると使えないという不便さがあります。また、あまりコンパクトではないため旅行で荷物少なくしたい方には不向きかもしれません。

手磨き歯ブラシ

【メリット】

①自分でコントロール可能

手磨きなら、当て方や力加減をコントロールしやすく、自分の感覚で磨きたい部分をしっかりと狙えます。歯が重なっていて磨きづらい方や奥歯など細かい部分にまで手が届きやすいです。

②自分に合ったものが選べる

手磨き歯ブラシは、ヘッドの大きさや毛先の形状、仕上げ磨き用や歯周病用など様々な種類があります。年齢や口腔内の状態など多種多様なニーズに対応できるようになっているため、自分に合った歯ブラシを選択して使用することができます。

③コストが安い

手磨き歯ブラシは経済的で、購入場所も選びません。

④扱いやすい

電動のように電池や充電が不要なので、旅行や外出先でも手軽に使えます。

【デメリット】

①清掃効果が異なる

個々の磨き方によって、歯垢(プラーク)の落とし具合に差が出やすいため、ある程度の技術が必要です。

②時間がかかる

電動歯ブラシに比べると、しっかり磨く必要があるため少し時間が必要です。

 


 

このように電動歯ブラシと手磨き歯ブラシ、それぞれに良い点・悪い点があります。どちらの方が「良い」というより、自分に合ったものを選択することが大切です。

また、どちらを使っていても、正しい磨き方と、歯科医院での定期的なクリーニングが何より重要です。正しい習慣を身につけることで、どちらのブラシを選んでも効果的に口腔ケアができます。

お口の健康を守るためにも自分に合ったものを選択しましょう!何か気になることや分からないことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください☺️

過去に矯正した方へ 〜気になる歯並び、再矯正で整えませんか?〜

こんにちは。中野区新井薬師前駅徒歩4分中野通り沿いにある歯医者さんコンデンタルクリニックスタッフの大塚です。

若い頃に一度矯正治療を経験された方の中には、「時間が経つにつれて少し歯並びが崩れてしまった」というお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?特に前歯の歯並びは目立ちやすく、日々の生活で気になることが増えるものです。

私自身も実は以前、ワイヤー矯正を経験しました。しかし、長年の経過で歯の真ん中がわずかにずれてしまい、その状態がずっと気になっていました。そんな時に出会ったのが、短期間で終わるマウスピース矯正です。この治療を受けたことで、再び整った歯並びを取り戻すことができ、以前よりも笑顔に自信が持てるようになりました。

当院では、5番目の歯から5番目の歯までを対象とした、部分的なマウスピース矯正を行っています。この方法は、全体的な矯正に比べて期間が短く、費用も抑えられるのが特徴です。前歯の軽いずれや、噛み合わせが気になる方に特におすすめです。

さらに、透明なマウスピースを使用するため、治療中も周囲に気づかれにくく、日常生活や仕事に支障をきたしません。また、取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際のストレスも軽減されます。

もちろん、矯正が初めての方で「しっかりと歯並びを整えたい」というご要望にも対応しています。全体的な矯正治療をご希望の方にも、安心して治療を受けていただける環境を整えておりますので、ぜひご相談ください。

「一度矯正したけれど、また気になり始めた」「初めて矯正を考えている」という方、どちらも当院がしっかりサポートいたします。一緒に理想の歯並びを手に入れましょう!

気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。美しい笑顔作りを全力でサポートいたします!