当院で行っているカウンセリングについて

こんにちは。中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニック院長の今です。梅雨の真っ只中ですね。特に今年は梅雨じゃなくても家にいる時間が長く、なかなか外出できませんが、みなさんは屋内でも色々楽しめることを考えていることと思います。

さて、今回は当院で行っているカウンセリングについてお話したいと思います。

「カウンセリング」と一言で言っても歯医者でカウンセリングなんて大げさなと思う方もいるかもしれません。ただ「インフォームドコンセント」という言葉を聞いたことのある方はいらっしゃると思いますが、「カウンセリング」とは患者さんのお話を聞いて、それに対してこちら側の治療の提案などをしていくいわゆる「インフォームドコンセント」を確立していくにはなくてはならないものなのです。

当院では主に3つのカウンセリングを行っています。

1つ目は初診時に行う初診カウンセリングです。

これは病院に行くと問診票に記入して受付にそれを渡したら、次は診察室に行きますが、当院では診察室に行く前に、まずはカウンセリングルームにお通しします。初診カウンセリングの一番の目的は、初めて歯医者さんに来た際に緊張される方も多いと思いますが、より話しやすくするため、診察する椅子ではなくカウンセリングルームで、同じ目線にたってお話を伺うようにしています。診察する椅子では、周りも気になって話したいことが話せない方も多いと思いますよ。

2つ目は2回目の来院時に行うセカンドカウンセリングです。

セカンドカウンセリングとは初診時にお話を伺った内容と初診時に検査した資料をもとに、主に治療計画のお話をします。資料はレントゲン写真やお口の中の写真をお見せしながら一本一本の歯の説明から、全体的なお口の状態のお話までさせていただきます。それを記入した治療計画書をお渡ししています。

3つ目は、詰め物、被せ物などを説明する補綴(ほてつ)カウンセリングというものです。

聞きなれない言葉だと思いますが、患者さんのクレームでよく耳にするのが、「治療が終わったら、かってに銀歯を入れられていた」「せっかく詰め物をしたのに取れてしまった」など詰め物や被せ物をする前にその利点、欠点などを十分に説明を受けていなかった場合のトラブルが多く聞かれます。補綴カウンセリングとは、詰め物や被せ物をする前に、その方に合った物を総合的に判断(歯の状態や歯ぐきの状態、顎の状態や噛む力の強さ、生活習慣など)をしながら最適なものを提案し、お話をするカウンセリングです。

永久歯は乳歯と違って歯を抜いたら生え変わってくることはありません。もちろんたくさんの歯の治療が必要な方もいらっしゃいますが、人の永久歯の数は全部で28本でその一本一本がそれぞれの場所にあって構成されています。一本の歯が悪くなっただけでも、かなりの違和感が生じることでしょう。

当院の診察はお口の中の全体を診ていきますが、一本の歯の大切さを認識しておりますので、様々な角度から診察し、一本の歯の治療から一つ一つ丁寧に説明させていただいております。

詰め物、被せ物に関しては冊子もご用意していますので、当院に来院された際にはぜひ手に取って読んでみてください。

現在は、学校の授業や仕事関係もオンラインで行っていることが多くなっていますが、対面で話し合うことが何よりも伝わり、理解し合えると思っています。当院も感染対策をしながら「きちんと説明させていただくカウンセリング」を心がけて、これからも行ってまいります。