歯の生えかわりについて

こんにちは。中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通りにある歯医者さんコンデンタルクリニックの今 有美です。

今日は歯の生えかわりについてお話させいただきます。

みなさん、乳歯は何本あるかご存知でしょうか?

大人の歯は馴染みがあり、何本あるのかご存知の方も多いと思います。乳歯は全部で20本です。大人の歯、永久歯は親知らずを含めないと28本になります。

歯の生えてくる時期や順番は個人差がありますが、乳歯は生後6〜9ヶ月くらいから下の前歯から奥へと順に2〜3年かけて生え揃います。

そして永久歯の成長は、生後3ヶ月頃から歯茎の中で始まります。そして永久歯が充分に大きくなると、乳歯の根が次第に溶けて吸収され、根が短くなり、自然に抜けていく仕組みになっています。そして一般的には6歳前後から約6〜7年かけて生え変わっていきます。永久歯の中でも最も早く生えてくるのは『6歳臼歯』とも言われる第一大臼歯です。

 

もし、なかなか永久歯が生えないことがあれば、歯科医院でレントゲン撮影をしてもらうといいかもしれません。永久歯の発育状況を確認できます。原因は不明ですが、お子さんの10%前後に生まれつき歯が少ない「先天性欠如」や逆に通常より歯の多い「過剰歯」、あごの中で十分に育たずはえてくる「形成不全」などが確認できることがあります。

生えたばかりの永久歯は未成熟で、表面が粗く、汚れがつきやすいだけでなく、酸に溶けやすいため、とても虫歯になりやすいのです。早い時期からフッ素入りの歯磨き粉やフッ素のジェルを仕上げに使うことをお勧めします。成熟した永久歯になるまで3年程度かかります。生えたての頃は他の歯に比べて高さが低い位置にあるため、歯ブラシが届きにくいので注意が必要です。時々、やっと他の歯と同様の高さまで生え揃う頃にもう歯の表面が白くなり、虫歯になり始めているというお子さんもいます。自分で上手に磨ける様になるまで、小学校中学年くらいまでは、時々チェックしながら保護者が仕上げ磨きをしてあげたほうがいいと思います。同時に日頃から口の中を観察してあげることも重要だと思います。

『歯』の役割は、食べ物を噛み砕いて消化しやすくするのはもちろん、発音を助ける、表情を作る、身体の姿勢やバランスを保つ、ものを噛むことで脳に刺激を与えるなどなど生活していく上でとても大切な役割を担っています。

いつまでも健康で過ごせるように歯を大切にしていただきたいなと思います🦷✨