入れ歯のお手入れについて

こんにちは、中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニック スタッフの桑原です。

中野通りの桜がもう満開になっています。クリニックの受付に座っていても、見事な桜が見えています。

今回は入れ歯のお手入れ方法とツールの紹介をします。

入れ歯もお手入れをおろそかにすると、天然歯と同じ様に歯石がつきます。入れ歯を清潔に保つことは、口腔内を良い状態にするために大切なことです。

総入れ歯·部分的な小さな入れ歯どちらでもお食事が終わったらはずし、流水の下で専用のブラシ等で食べかすを落として、綺麗な状態になった入れ歯をはめていただくのが良いです。この時に歯みがき粉を付けて洗うのはやめてください。市販の歯みがき粉には研磨剤が入っているものがあり、細かいキズをつけてしまうことがあります。

外食時にすぐにブラシで洗えない時も、洗面所等で流水ですすいで帰宅後丁寧に洗っていただくことをおすすめいたします。

内側·外側どちらもしっかり汚れを落としてください。支えの歯にかかる金具等がある方はこの周りもしっかり洗います。ここが汚れていると、ご自身の歯に汚れをつけたまま過ごすことになるので残った歯に良くありません。

洗う時に落としてしまうと割れたり、小さいものは流してしまうこともあるので、水をはった容器のすぐに上で行うと安全です。

毎日のお手入れにプラスして、専用の洗浄剤を使っていただくとより綺麗に保てます。毎日でなくても定期的に使っていただくと良いと思います。

他にも菌の発生を押さえるスプレーもあります。

以上のツールは入れ歯だけでなく、マウスピースのお手入れにも使えます。

上記のツールは全て医院で取り扱いがありますので、使い方等詳しくご希望の患者様はいつでもご質問ください。

清潔な入れ歯でいつでも美味しくお食事をして、健康で楽しい毎日を過ごしてください。

ホワイトニングのお話

 こんにちは、中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニック 歯科衛生士の辻です。

 寒い時期がおわり段々と暖かくなってきましたね!

 

突然ですが、白い歯に憧れた事はありませんか??

芸能人みたいな真っ白な歯とまでとはいかなくとも、自然な白い歯に憧れる人は少なくないはずです!

歯が白くなると、年齢よりも若く見られたり、清潔感が増したり、お化粧生えが良くなったり、笑顔が美しくなったり、、、といい事が沢山ありますよね!!!

歯を白くする方法はいくつかありますが、今回はホワイトニングについてお話します!

ホワイトニングはクリーニングとよく混合されてしまいますが実は異なります。

クリーニングは専用の機械などをつかって汚れを取るイメージで利点欠点がそれぞれあるので、ホワイトニングは薬剤を歯の表面に塗って歯の色を抜く(漂白)イメージです。

 お茶碗のようなマットな白さにはなりませんが、歯を削ることなく自然な美しい白い歯になってくれるのが特徴です!

当院で行っているホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあり、違いを簡単にいうと以下の通りになります。

【オフィスホワイトニング】

 歯科医院で短い時間で一気に漂白をする方法。当院では3回で大体の方が白くなります!(欠点:ホームホワイトニングと比べ、後戻りが少しだけ早い)

【ホームホワイトニング】

 自宅で時間をかけてゆっくり漂白する方法。2週間程度で大体の方が白くなります!(欠点:期間がかかる)

どちら共、左右上下の真ん中から15番目までの歯の表面のみに薬剤を塗って白くしていきます!

では、オフィスホワイトニングを行った実際の写真を見てみましょう。

(術前)

(術後)

オフィスホワイトニングを3回行った歯です。術前と比べて自然な白い歯になってますね!

ホワイトニングは神経のある天然歯のみ白くなるので、神経のない歯、つめ物や被せ物は白くなりません。

この写真のつめ物はやり変えていませんが、術後につめ物の色が気になる場合はつめ変えることも出来ます。

コンデンタルクリニックのホワイトニングは比較的安価で行えるので、ご興味ある方はご気軽にスタッフまでお声がけください!

つめもの・かぶせものの選び方について

中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニックの唐澤です。

わたしがこどもころはむし歯ができたら銀歯になる!というイメージがあり実際に銀の詰め物で治療した歯もありました。

同じようにお口の中に銀歯や差し歯が入っている方も多くいるかと思います。

もしかしたら説明なしに治療がはじまり勝手に銀歯が入っていたなんて経験がある方もいるかもしれません。

むし歯やケガなどで失ってしまった歯を人工的に補修する詰め物や、被せ物のことを歯科用語で補綴物(ほてつぶつ)と呼びます。

)銀歯、セラミック、入れ歯 etc…

今回はそういった詰め物や被せ物の選択についておはなしをしたいと思います。

まず、なぜ補綴物を入れることになったのでしょう?

- 原因の一部の例 -

・むし歯

・歯周病

・噛み合わせ

・歯ぎしり

・ケガ    etc…

歯を治療することはとても大切なことですが、治療を行うことになった原因はなんなのか、それが改善されなければ治療を繰り返すことになり歯とお口の機能を守ることが難しくなります。

たとえばむし歯が原因で治療をすることになった=その歯に磨き残しが多かった可能性があります。

歯磨きを上手にするというのはもちろん大切ですが、汚れがつきにくい補綴物を選ぶのも大切なことです。

汚れのつきやすさだけでいうと

レジン>金属>セラミック

の順で汚れが付着しやすいと言われています。

保険治療で入れられる銀歯というものはじぶんの歯(天然歯)より汚れがつきやすいため、元々磨きにくかった歯は銀歯になることでより汚れがつきやすくなり、むし歯が再発するリスクが高くなります。

それに対しセラミックは天然歯の2倍汚れがつきにくいと言われているので、むし歯の再発リスクを下げる期待ができます。

ほかにも歯ぎしりが原因で歯が欠けてしまい治療を行った=噛む力に負けない強度のある材料が必要になります。

歯科材料も新しいものが開発され汚れのつきにくいものや、強度があるものもでていますが、まったく歯と同じ素材のものは存在しません。

患者さんとの会話の中で「被せ物だからあまり磨かなくてもいいと思っていた」と聞くことがありますが、あくまでも補綴物はお口の中にある人体とは異なる物質なので実は銀歯など補綴物が入っているところほど丁寧にメンテナンスする必要があります。

じぶんのお口にはどんな材料が合っているのか、いまの歯みがきの仕方は問題ないのかを見直すこともとても大切です。

補綴物は食事や会話、見た目を助けてくれるじぶんのからだの一部となる大切なものです。

ここにあげた例はあくまでも一部のもので、生活習慣やお口の環境によって自分に合う材料はそれぞれ変わります。

むし歯=銀歯  ではなく自分のお口に入れる材料を自分で選ぶことができる時代に変わってきています。

当院ではどんな材料があなたのお口にあっているのかを、審美や噛み合わせなどを含めてご相談させていただいておりますので、お気軽にご相談ください。

フッ素の働き

2020年 あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニックの今です。

年末年始はゆっくりと過ごされましたか?私は年末は家の大掃除と、小学生の娘の歯のクリーニングとフッ素を塗布をしました。その時…初期のむし歯を発見してしまいました!ショック…進行しないように、毎日のケアとこまめにチェックしなくては…と改めて思たところです💦

そこで今回は虫歯予防に重要なフッ素の働きについてお話ししたいなと思います。

「フッ素」は大きくわけて、3つの働きをします

①再石灰化を促す

お口の中では、飲食のたびに、細菌が作る酸や飲食物に含まれる酸により歯の成分のカルシウムやリンなどの成分が唾液中に溶け出す「脱灰」と、唾液中に溶け出した成分が歯に戻っていく「再石灰化」が繰り返されています。脱灰と再石灰化のバランスが崩れるとむし歯になっていきます。フッ素には再石灰化のスピードを加速させる働きがあり、初期のむし歯なら、フッ素による再石灰化の促進で改善されることがわかっています。


 

②むし歯菌の活動を抑える

歯磨きで取りきれなかった汚れ(プラーク)の中にフッ素の粒子が入り込み、細菌の活動を阻害します。むし歯菌が糖から酸を作る力を抑えます。

③歯を強くする

唾液中に歯の溶け出した歯の成分を戻す「再石灰化」の時に、唾液中にフッ素が存在すると、歯を構成する結晶が硬くなり、歯を強化してくれます。歯が強くなることによって、酸に溶けにくくなっていきます。

フッ化物配合歯磨剤の考え方も変化しています。「歯磨きの補助剤」から、「積極的な予防剤」へと変化してきています。フッ素はむし歯になりやすい乳歯や生えたての永久歯に特に有効とされてきましたが、シニア層に増えている、「根面う蝕(歯の根元にできるむし歯)」にも予防効果があることがわかっています。

 

市販されている歯磨き剤にもフッ素が入っているものも多く見かけます。毎日の歯磨きで使う事もむし歯予防に有効です。以前も書かせていただきましたが、日本では2017年3月に、国際基準(ISO)に則って、歯磨き剤に配合できるフッ素(フッ化物)濃度の上限が1000ppmから1500ppmに引き上げられました。500ppm上がった事で、むし歯予防効果が6%上がるそうです。ただし、3〜5歳のお子さんはフッ素濃度500ppm、6〜14歳は950ppmを目安に歯磨き剤を選んで下さい。

むし歯予防のためにも、毎日使う歯磨き剤にはフッ素配合のものを使い、歯科医院で定期的に検診を受けることが重要になってきます。歯科医院で行うフッ素塗布を基本的には半年に1度くらいのペースで、むし歯になりやすい方は3、4ヶ月に一度のペースで塗布することをお勧めします。

今年もまたお口も健康に快適な1年をお過ごし下さい✨

 

 

 

 

 

 

 

「歯と歯ぐきの大切なお話」

こんにちは。中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いのある歯医者さん コンデンタルクリニック院長の今です。

先日女性ファッション誌の特集で「知っておきたい歯と歯ぐきの大事な話」というタイトルで特集が組まれていました。その中にも「毎日のブラッシングを徹底しよう!」や「歯磨きアイテム、どう選ぶ?」など歯磨きや歯ブラシに関する情報がたくさん出ていました!また、最近ラジオやテレビCMなどさまざまなメディアで、歯磨きや歯ブラシに関する情報が増えてきてるように思います。

そこで今回は、コンデンタルクリニックで行っているブラッシングの仕方と歯ブラシに関するお話。また、歯周病と全身疾患のかかわりについてお話をしたいと思います。

最近は「予防歯科」という言葉が浸透してきて、当院に初診でいらっしゃる方も検診希望という方がかなり増えてきました。検診希望と書かれた患者さんが一番気にしているのは歯周病のことが多いように思います。40歳以降に歯を失う一番の原因が、歯周病だといわれています。

歯周病は見えない病気とも言われていて、慢性的に進行し、気づいた時には歯がグラグラしていき、抜けてしまう病気です。「いったいどんな病気?」かというと、

歯の周りに付着していた歯垢(プラーク)これが最も悪いのですが、このプラーク中の細菌が歯ぐきに付いて炎症を起こします。炎症によって歯と歯ぐきの間の溝(歯肉溝)が発赤して汚れやすくなり、間に入った細菌によりさらに奥まで炎症が広がります。炎症が深部に進むと歯周ポケットという深い溝ができます。そこにさらにプラークが入り込むと細菌が増殖し悪化して、歯周炎になります。そうすると歯ぐきがブヨブヨと腫れて出血し、膿が出たり、口臭が強くなったり、歯ぐきがやせて歯が長くなったように見えることもあります。さらに進むと歯をささえる歯槽骨が溶けて歯がグラグラになり、放置すると歯が抜けてしまうというとても怖い病気です。

では、歯周病にならないための最大のケアというと、毎日のブラッシングにあります。

「毎日歯を磨いているのに歯周病になっている気がする」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。それは、もしかしたらきちんとしたブラッシングができていないせいなのかもしれません。

きちんと歯を磨くために、コンデンタルクリニックで、行なっている歯磨きの方法をご紹介します。

「エッセンシャルクリーニング法」といいます。

歯周病の方でもお口の中で、一番細菌が付着しているのが、歯の表面についているプラーク中の細菌です。重度の歯周病の方は歯ぐきの中にも歯周病菌は多く存在しますが、そういう方でも最初から歯ぐきの中に多くの歯周病菌がいることはないのです。つまり歯ブラシでは歯を重点において磨くということです。歯ぐきの中はあまり重点に置かなくていいのです。また、歯ぐきの中(歯肉溝)には常に浸出液が循環していて、生体から出る浸出液には抗菌作用があります。無理に歯ぐきを磨くと、かえって歯ぐきを傷つけることもあります。歯周病も虫歯と同様にブラッシングは歯を重点に置いて磨くことが大切です。

当院で行っている歯磨きの仕方は、歯科衛生士が直接患者さんの歯を磨かせていただくので、体感しながら覚えることができます。ほとんどの方が「凄くさっぱりした」「気持ちがいい」と言ってくださいます。一度体験してみてください!

歯ブラシはTePeというスウェーデンの歯ブラシがおすすめです。毛束が大きいのですが、歯ブラシの先端が細くなっているので奥まできちんとはいって、効率よく磨けます。歯磨剤はCheck-Up standard (LION)がおすすめです。泡立ちがいいので、泡による洗浄効果と、フッ化物の歯の表面への浸透が期待できます。

歯周病が怖いのは歯が抜けてしまうだけでなくて、全身の体にも影響を及ぼしているということです。

歯周病菌が全身疾患に大きく関係していることが医科でも問題になってきています。

人生100年時代です。

毎日の歯磨きをきちんとして、健康で楽しい人生を送りましょう!